作例墨場必携

少字句篇3(二~六字)


29.7.2UP

䟽簾散春雨 張藻

(半切)

まばらなすだれに春雨がふりかかる。

28.10.2UP

年豊人楽 朱熹

(半切扁額)

五穀がみのり、人々が楽しむ。

28.1.31UP

雲破月來 入蜀記

(半切扁額)

雲がきれて月光がさして来る。

28.1.31UP

臨野水看浮雲 王世懋

(半切)

野辺の流れのほとりで浮雲をながめる。

27.9.27UP

抜本塞源 王陽明

(半切扁額)

木をきるなら根こそぎせよ。

水を止めるなら川の源をふさげ。

わざわいや弊害の原因を

徹底的に取り除くこと。

27.9.27UP

渟膏凝碧 文徴明

(半切)

渟は水が止まって流れない。停と同じ。

淵などの水の静かで青々としているさま。

27.7.26UP

羅浮春 蘇軾

(の見える半切3/4扁額)

蘇東坡が羅浮山の見える恵州

にいた時、自ら作った酒の名。

27.7.26UP

鶯啼午夢長 袁枚

(半切)

どこかで鶯がないているが、

昼寝の夢はいつまでも覚めない。

27.5.23UP

枕簟嫰涼 陸游

(半切扁額)

竹席(かたむしろ)の上に身を

横たえると浅涼を覚える。

27.5.23UP

晨露夕陰 鮑照

(半切)

朝の露、夕べの木陰。

27.3.29UP

山濃谷艶 菜根譚

(半切扁額)

山の緑は濃く、谷間には花が美しい。

27.3.29UP

春風弄新陽 載復古

(半切)

新陽は新春。新春になって東風がそよぐ形容。

27.2.21UP

曲肱樂 論語

(半切)

肱(ひじ)をまげて枕がわりにするような

清貧の楽しみ。論語「子曰く、

疏食をくらい水を飲み、肱を曲げて

之を枕とす。楽しみまたその中に在り。」

27.2.21UP

醉如愚 杜甫

(半切2/3扁額)

醉うて愚なるがごとし。

清神茗一杯 栖霞
(半切)
神は精神、心気。
一杯の茶をすすれば
心気は自ら清まる。

陳去新来 淮南子
(半切扁額)
陳は古い。古いものが去り
新しいものが来る。

黄鳥銜落花 朱景素
(半切)
鶯が、散る花びらをくわえて飛ぶ。

祥雲 米芾
(半切1/2扁額)
めでたい雲

泣孤舟之嫠婦 蘇東坡
(半切)
感動のあまり孤舟の寡婦を泣かしむ。

擧酒屬客 蘇東坡
(半切扁額)
酒を挙げて客に属す(すすめる)。

寄蜉蝣於天地 赤壁賦 蘇東坡
(半切)
蝣於は朝生まれて夕に死ぬというかげろう。
短い命のたとえ。

南山壽 詩経
(半切扁額)
南山とは終南山。
中国陝西省の秦嶺山脈の東部にある山。
終南山がいつまでも崩れないように、
事業の永遠への祈りや
人の長寿を祝う言葉。

禪房夏木深 裴迪
(半切)
禅寺には夏の木立が
樹蔭を深くしている。

非禪 自詠
(半切1/2扁額)
禅にあらず。
無心を生じさせる力は禅にはなく、
技術の習得以外に方法がない。

世事雲千変 故事
(半切)
この世の出来事は
千変する雲のようだ。

獨歩青天 碧巖録
(半切扁額)
独自の高い境地の形容

旌旗蔽空 赤壁賦 蘇東坡
(半切)
旌旗が空を蔽う。

汲古 禅語
(半切1/2)
古(いにしえ)を汲む。
出会いを大切にし
そこから人生の新しい道を汲みだす。

思邪無 論語
(半切)
邪心がなく純真なこと。

松竹水聲涼 沈周
(半切)
松竹の緑を映じて
流れの音はひときわ涼しい。

暁霜楓葉丹 謝霊運
(半切)
あかつきの霜に楓は紅葉している。

斜陽照芳草 金若蘭
(半切)
夕日が芳草を照らしている。

在於得人 孔子
(半切扁額)
政治を行うには
人材を得ることが第一。

高談轉清 李白
(半切)
世俗を離れた高尚な談義は、
ますます清らかになっていく。

一葦渡江 禅語
(半切扁額)
ある夜、静かに、梁朝を辞した達磨は、
金陵から北に向かいました。
途中、揚子江を渡るのに葦の葉に乗り、
法力をもって、長江を渡る夜風に衣をなびかせ、
半輪の月の光を受けながら
ひょう然として未知の奥地に向かったとされる。

冬嶺秀孤松 陶潜
(半切)
冬の山嶺に一本松が秀でている。