筆者紹介他


日いまだ射し来ぬ朝の高原に
下りしつめる霧の冷たし
霧が峰の頂は廣き草野原
群りて咲くりんだうの花
(全紙)
山口古堂先生歌二首

筆者紹介

日沼修一(号:古菴)
書道一元会同人、審査員、常任理事
昭和37年生
千葉県市川市在住、妻、子3人

弊サイトの製作にあたり

 三体字典の類は、過去から素晴らしいものが多数市販されていますが、ややもすれば書道家の専門書として、大型書店や書道専門店でしか手に入らないことが少なくありません。また、実際の日常生活や仕事上でもかなりワープロやパソコンが普及し、仮に手書き文字を書くにしても楷書の知識さえあれば殆どこと足り、書道三体字典を座右に置くことはまずありません。
 しかしながら、そう頻繁ではありませんが、例えば仕事上のレターに自筆のサインがあり、それが草書で書かれていたために読めないといったようなことが実際にあります。三体字典など手元にないので、年配の上司に尋ねたり、失礼を承知で相手方に照会したり、判読に苦労したご経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 このような時、身近なパソコンを利用して気軽に草書や行書を確認することができたらさぞかし便利ではないかと思い、書道三体字典をインターネットサイトにアップすることを思い付きました。
 また、昨今いかに手書きの機会が少なくなったとは言え、簡単な連絡や手紙、メモなど全くなくなったわけではありません。むしろ簡便に早く書くことが増えたとも言えましょう。簡便に早く文字を書くのに適した書体は、行書・草書ですが、学校ではこれらを殆ど習いません。けれども日常は早く書くことが多いので、仕方なく楷書で早書きするために、字が乱れてしまっているということも現実です。
 本サイトでは、小学校で習う教育漢字1,006文字と平仮名46文字を毛筆により楷書、行書、草書(くずし字)に書き分けていますが、日頃使うことの多い行書を特に大きく掲載しました。
 行書・草書は、一定の法則で手書きし易いようにできているので、そんなに難しいものではありません。特に行書を身につければ、楷書よりも簡単にしかも早く美しい文字が書けるのです。
 本サイトにより、行書・草書がより皆さんの身近なものとなればこの上ない喜びです。

弊サイトへのご依頼等について

 平成15年の暮れに弊サイトを開設して以来、全国の方から心温まる励ましや応援のメールを沢山頂戴しておりまして、大きな喜びと同時に、あらためてインターネットの広域性・利便性に驚いております。
 当初、弊サイトにお寄せいただくお問い合わせやご依頼は、専ら書を専門に研究されている方からがほとんどであろうと思っていたのですが、書に限らず様々なジャンルの方々が、文字との関わりを通じて、意外にも弊サイトにご興味を示されていらっしゃるということが判りました。

 今日まで、サイトへのリンク依頼やHP上の文字使用について沢山のご依頼をいただいております。某有名百貨店100周年記念ロゴマークへの使用、地方自治体政策プログラムロゴマークへの使用、教科書補助教材への掲載、卒業論文への掲載、商品販促のためのPOP版下への使用、包装紙の屋号印刷版下への使用、等々についてご依頼をいただきました。基本的には、事前にご連絡いただければ、無償にて了承しております。ただし、公序良俗に反する使用、再配布や再販はご遠慮いただいています。また、万が一の損害や係争についても免責とさせていただきます。

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